2014年8月20日水曜日

安江塁氏への糾弾についてあれこれ

なにかと激しく炎上しまくっていますが、事の発端はそもそも「湯川遥菜」という男がシリアでISISに囚えられたことに起因しているんだけど。

産経新聞より
まずは現状のおさらいから始めましょうか。

【ISIS】イラクとシャームのイスラーム国


2014年6月29日、イスラーム国家の樹立を宣言し組織名「ダーイシュ」(ISIS/ISIL) の名を廃止し、イスラーム国 (Islamic State) の名を採用すると宣言した。各国はこの宣言の有効性を認めていない。メディアはこの組織を従前のようにISIS (ISIL) と呼ぶか(ロイター通信、CNNほか)、「イスラム教スンニ派の過激派イスラム国」などと表記している。NHKでは「イラクとシリアで活動するイスラム過激派組織」「イスラム国家の樹立を一方的に宣言した過激派組織」。
__wikipediaより抜粋__

つまり 非常に過激な宗教を媒体とした武装組織で、イラクやシリアを中心として活動している人達です。なにかと背景もキナくさいんで、あらゆる国家や組織が警戒している国?というのが簡単な認識ではないでしょうか。


【湯川遥菜(ゆかわはるな)】


10年程前まで幕張にあったヒダカヤというエアガンを扱う模型屋のおっさんでした。エアガン大好きおじさんが傭兵とホラ吹いて後に引けなくなりイラクで本物の銃を売って動画に撮ってみせびらかせて箔を付けようとした模様。
__Twitter2014.8.18より抜粋__
他にはPMCという民間軍事会社という名目の会社を持っていたりはしていますが、正真正銘普通の日本人です。どうやら観光客などのツアーガイド的な事をしながら現地でよろしくやっていた模様。
 危険な場所ってのは知っていたようですが(外務省のサイトでも激しく警告されている)、そんな場所でも方法によっては安全に楽しめるんだ! なんていう思いで自由シリア軍と行動を共にしていた。

 具体的に囚われてしまった経緯は不明ですが、場所が場所だけに当然なのかもしれません。

【自由シリア軍】

シリアの反政府武装組織。2011年に設立し、翌2012年シリア国民評議会(英語版)の下部組織である軍事事務所の監督下に入る見込み。
__Wikipediaより抜粋__

【画像】 湯川遥菜(日本人)がイスラム過激派組織ISISに捕まり、安江塁が身分を暴露 - NAVER まとめ

 などでも詳しく見ることができます。ただ、今回の火だるまさんは以下。

ISISに情報提供した安江塁(やすえるい)、殺人に荷担した責任を感じTwitterに鍵をかけ逃亡・引きこもる 【シリア・イスラム国、湯川遥菜さん拘束事件】ホイミ速報 - 画像・実況・感想・ネタバレ系まとめサイト

そしてそれに関して本人から直接言質を得ているんですが、

バカな行動をとった安江塁氏に直接色々聞いてみた | kosuke.cc

 結局いまひとつ要領を得ない。
 本人が取り乱し過ぎているのが一番の原因なんだけれども、せっかくの釈明の機会をこんな形で終わらせてしまうようでは先輩としてもやるせない気持ちでいっぱいだとは思う。しかし、アドセンスで一杯やれるくらいにはなるかもしれないことで考えればなんとも形容しがたい気分だ。

雑感

結局のところ、一番阿呆なのは湯川遥菜って人なんだよね。

 行ったらイカン! っていう国に行くんだからどうなってもそれは自己責任にしかならない。言い換えたら某国からミサイル打ち込まれて、撃ち落とすためのミサイルは軍備になるから持ちません!! って宣言していたから数万人の犠牲者が出たとしたらそれは自己責任だってのと同じなんだよ。

 そんなトコロテンみたいな危機意識しかないからこういう事になる。

 秘密保護とかスパイに対する対処を含めた国家防衛への意識や、軍隊をもった国への回帰は本来の国であれば当たり前だし、それが抑止力としてさまざまな機能を果たすことは誰の目にも明らかなんだけどなぁ。

 どのような言い方であれ、安江氏がひとこと言おうがどうしようが処分されない保障はどこにもないし、湯川氏を殺すことでISISと日本との関係がややこしい事になったとしてもISISにとっては歓迎すべき内容なのかもね。そもそもツイッターをソースにしてISISの人間が判断下すかね??そこもまた疑問だけど、そういう意味ではよっぽど有田議員のツイートの方がタチ悪いな。

 煽られっぱなしなのはデフォが日本。

 しょうがないんだけどハラたつよな。

 とことんナメられまくってるのに、とくに大きなアクションを起こせない理由があるようなんですけどどうなんでしょうかね。

 俺の結論として、安江氏は別に悪くないと俺は思うよ。そのうちどっかの誰かが言ってたかもしれないし。「人の口に戸は立てられぬ」っていうくらいだから、いずれ同じ結末や地雷を踏む人間があらわれていたとしても不思議じゃないよ。



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